こんにちは、コース発明部 兼 講師の大川(たくのろじぃ)です。
8/20(日) にGMOメディア株式会社が主催するコエテコジュニアプログラミングフェス2023へ参加しましたので、その様子をお伝えします。
イベントの様子
イベントではマイプロ™の教材を使用し、1時間の中でプログラミング学習とストーリーを進めてもらいました。今回の参加者の約半数はマインクラフト未経験とのことで、動画では見たことがあるけど遊んだことがないという人もいました。最初はキーボードやマウスの使い方がわからなかった子でも、30分もすれば動かし方がわかってきたようで、保護者のサポートなしに自分の手で動かせるようになった子もいました。
プログラミングを教える際には、なるべく簡単で具体的な言葉を使って説明を行いました。大きなディスプレイを指さしながら、ロボット(エージェント)をどのように動かしたら良いか、子どもたちとみんなで考えながら進め、正解したときには笑顔で溢れる、とても良い雰囲気のクラスになったと思います。
説明をしっかり聞いて自分の手で動かしたり、保護者と一緒になってプログラムを考えたりと、全体を通して半分以上の子どもたちが問題をすべてクリアしていました。ワークショップが終了してからも「あともうちょっと!」や「もっとやりたい!」といった声を聞くことができ、とても嬉しく思いました。
マイプロ™の教材
イベントではクラスモールキッズで提供しているマイプロ™第1章の教材を使用しました。マイプロ™のワールドは第1章からストーリー形式で続き、全18章を通して小中学生に必要なプログラミングスキルを入手できるように構成されています。今回はイベント向けの特別仕様として、普段使用しているワールドに一部アレンジを加えました。第1章でやることは多く、
- ロボット(エージェント)を呼び出すプログラム
- エージェントの向きを変えるプログラム
- エージェントを移動させるプログラム
- エージェントにブロックを置いてもらうプログラム
を1時間で行いました。かなりボリューミーな内容ではありますが、マインクラフトの世界を最大限楽しむためにはブロックを置くという動作が必要不可欠です。しかし、ブロックを置くためには、エージェントにブロックを持たせてから前に置くという「順番」の考え方がとても大切です。そこで、カリキュラムではプログラムの動く順番を視覚的に理解できるよう、最初にエージェントを移動させるプログラムを学びます。
また、マイプロではオリジナルストーリーを楽しむことができます。家のドアを開くために、エージェントに感圧板(スイッチ)を踏んでもらったり、上に上るためにブロックを設置して階段を作ってもらったりと、町の人から困っていることを聞いて課題を解決していきます。最後まで問題が解けると、マイプロの世界にまつわる伝説へと足を踏み入れることができます。
ただプログラムを作るだけでなく、なぜプログラムが必要なのか、困っていることをどう解決していくかを考えられるのがこの教材の強みでもあります。
オフラインイベントのメリット
オフラインで感じたメリットは下記の通りです。
- ものを何かに見立てて教えられる
- キーボードの場所や、プログラムの作りかたなど指差ししながら教えられる
- オンライン特有の遅延などがないので意思疎通しやすい
- 困っていそうな雰囲気を感じとりやすい
画像では除菌シートの箱を障害物、ゾンビをエージェントに見立てて説明していますが、どのようにエージェントを動かせば障害物を乗り越えることができるのかを動きつきで説明することができたので、しっかり聞いてくれました。その効果もあり、オンラインでは詰まりがちな問題でも理解しながら解いていた子がほとんどだったと思います。
ただ、これをオンラインの教え方にどう落とし込むのかを考えなければならない、わかりやすい教材を作らなければならない、といった課題も見えてきたところです。
また、対面イベントならではの話しやすさも感じました。オンラインイベントでは、誰から話を始めればいいのか、今話しかけても大丈夫なのかでついタイミングを伺ってしまうことがあります。対面ならば相手の姿が見えますし、雰囲気も感じ取りやすいので積極的に話しかけにいけます。子どもたちと交流できるこの機会に、インタビューなどを行い、様々な意見をいただきました。
- 楽しかった!
- もっとやりたいと思った!
- 問題が難しかったけど、面白かった!
保護者の方にもお話を伺いまして、このような意見をいただきました。
- 子どもが集中して取り組めていた
- マイクラが好きなのもあって、夢中でした
- 親子で一緒に問題に挑戦できて楽しかった
皆様に、とてもご満足いただけたようでした。
おわりに
今回はイベントレポートという形で、イベントの様子をお伝えしました。オンラインではできないこと、子どもたちとの距離感、オフラインならではの教え方など、普段の業務ではなかなかできない貴重な経験をさせていただきました。また、オフラインとオンラインでの教え方の違いやリアルな反応からわかる教材のレベル感など、イベントを通して見えてきた課題もあります。
この場をお借りしまして、主催していただいたGMOメディア株式会社のスタッフの皆様、イベントにご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
採用情報
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